水素エンジンを搭載
水素エンジンは、ガソリンに代わるエネルギーを使ったエンジンとして注目されている。ただ、一般人がその名前を聞くと、なんだかすごい爆発を起こしそうで怖い。実際はそんなことはないのだろうが。それに加えて、電気自動車などと違って、水素は補給できる場所がかなり限られているという問題もある。
水素の発生という実験は、誰もが学校でやっただろう。フラスコに亜鉛と硫酸を入れて、ボコボコと気体を発生させた、アレだ。僕は中学校2年生でやったあの実験で、化学の魅力に取り付かれた。以来化学の勉強を続け、大学でも化学を学び、大学院にまで進んだ。自分の人生を変えた元素、それが水素なんである。
水素水という水が体にいいという説がある。しかし、これには根拠がないため、「体にいい」という表現を広告に使うことはできない。こういう表現をしてしまうと、薬事法に違反することになるのだ。現在の薬事法はかなり厳しいので、水素水に限らず、多くの商品で「体にいい」「健康にいい」という表現は許されていないのだ。
水素の発生の実験は、実はかなり危険な実験であるらしい。うっかり教師が引火させてしまい、凄惨な爆発事故になったケースも少なくないんだとか。フラスコは割れると危険なガラス製だから、爆発で飛び散ったはずみで失明した生徒もいるんだそうだ。水素がそんな事故を招いたなんてニュースはほとんど聞かないが。